バローロのワインを知るうえで、重要な手がかりとなるのが「MGA(Menzioni Geografiche Aggiuntive)」です。 MGAは、バローロDOCGの生産地域内に設定された、より具体的な地理的区域を示す名称です。 ワインのラベルに記載されたMGAを知ることで、そのワインがどの地域に由来するのか、バローロの産地をより詳しく理解できるようになります。 このページでは、MGAの基本的な意味から、バローロDOCGやコムーネとの関係、実際のワインラベルでの表示まで、順番に解説します。
MGAとは何か
MGAの正式名称
MGAは、イタリア語の Menzioni Geografiche Aggiuntive の略称です。 日本語では「追加地理的表示」と訳されます。
バローロにおけるMGAは、バローロDOCGの生産地域内に設定された、特定の地理的区域を示す名称です。 ワインのラベルに「Bussia」や「Cannubi」などの名称が記載されている場合、それは生産地域をより具体的に示す手がかりになります。
バローロDOCGとMGAの関係
DOCGがワインの原産地呼称を示すのに対し、MGAはその生産地域内の、より具体的な地理的区域を示します。
バローロDOCGのワインには、通常の「Barolo」という表示に加えて、生産規定で定められたMGA名を表示することが認められています。 MGA名は生産規定に定められており、自由に付けられる名称ではありません。
MGAが表示されていると、「Barolo」という広い産地名だけでなく、ワインがどの区域に由来するのかを、さらに詳しく確認できます。
MGAは品質の格付けではない
MGAは、ワインの品質を順位付けするための格付けではありません。 MGAが示しているのは、あくまでも地理的な区域です。 MGA名が記載されているからといって、それだけで別のワインより品質が高いと判断できるわけではありません。
同じMGAのワインであっても、生産者や畑の条件、ブドウの栽培、醸造や熟成の方法などによって、ワインの個性は異なります。 MGAは、バローロの産地を理解し、それぞれのワインの背景を知るための手がかりとして捉えるとよいでしょう。
バローロを構成する11のコムーネ(Gli 11 Comuni del Barolo)
バローロDOCGの生産地域は、11のコムーネにまたがっています。 MGAは、この生産地域内のより具体的な地理的区域を示す名称です。 地図で産地の全体像を確認したうえで、各コムーネのMGA一覧を見ていきましょう。

バローロについてもっと知る
バローロのブドウ品種や生産地域、熟成規定などについては、 バローロ(Barolo DOCG)の基本解説 で詳しく紹介しています。
